小型沈砂槽
「可搬型の沈砂槽を紹介致します」
飲料水供給施設などの小規模水道施設において、水源が急峻な山間部にあり適地が無い、
築造するための重機が入れない、沈砂池を造るための予算が確保できないなどの要因で
河川水などの表流水を取水した後に設ける沈砂池が築造できない場合があります。
沈砂池がないとろ過施設には大量の土砂が流入し、沈殿池やろ過池の排泥作業、
機器の修繕費用といった維持管理負担の上昇につながります。
日本エンヂニヤでは、この様な課題を解決するために人力による運搬が可能な
可搬型の小型沈砂槽をお勧めします。
取水施設の後段に設置することで、ろ過地への砂の流入を抑制します。
特長1.小型・軽量で可搬型。重機が入れない場所でも設置可能
構造として槽内の水の流れを上向流式とすることで、横流式と比較して
設置面積の省スペース化、小型化を図りました。
本体を樹脂製(ポリカーボネート)とすることで軽量化(GCP-A-25Mの場合:16.3kg)を図り、現場への運搬・搬入が人力で可能です。
特長2.簡単工事で建設費を抑制
据付工事は基礎に載せて水平出しした後に配管を接続し、流入流量を調整するだけ。
重機を要する大掛かりな建設工事が必要なく、建設工事費が抑制できます。
特長3.高い沈降分離能力で砂の流入を抑制し、浄水処理施設の維持管理負担軽減
表面負荷率を163mm/min(GCP-A-25Mの場合)に抑え、粒径0.05mm以上の砂の粒子を除去できます。
この様に高い沈降分離能力によって、沈殿池の清掃やろ過閉塞による洗浄作業などといったろ過施設への負荷が減少し、維持管理作業の負担が大幅に軽減します。