飲料水供給施設のろ過地に砂が流入し清掃が大変
沈砂池が確保できない
飲料水供給施設などの小規模水道施設では、河川水などの表流水を取水した後に設ける沈砂池が確保できない場合があります。水源が急峻な山間部にあり適地が無い、築造するための重機が入れない、沈砂池を造るための予算が確保できないといった要因があります。
沈砂池が確保できない場合、ろ過施設には大量の土砂が流入し、ろ過閉塞を招いたり機器の故障原因になるなど、沈殿池やろ過池の排泥作業、機器の修繕費用といった維持管理負担の上昇につながります。
小型沈砂槽GCP-A-25Mを開発
日本エンヂニヤでは、この様な課題を解決するために人力による運搬が可能な可搬型の小型沈砂槽GCP-A-25Mを開発し販売を開始しました。
取水施設の後段に設置し、ろ過地への砂の流入を抑制します。ポリカーボネート製のため重量が約16.3kgと軽量です。
表面負荷率が163mm/minと小さく粒径0.05mm以上の砂の粒子を除去できるので、ろ過施設への土砂の流入を抑制できます。